Merck社がRNA干渉のバイオテック・Sirna社を買収
Free!2006年10月31日、RNA干渉技術をベースにした薬剤を開発しているSirna Therapeutics社とMerck社は、Merck社によるSirna社の買収で合意したと発表しました。
この合意の下で、Merck社はSirna社の株式を1株あたり13ドルで購入します。買収総額はおよそ11億ドルです。Sirna社はMerck社の完全子会社となります。
Sirna社のリードsiRNA化合物はSirna-027です。Allergan社との広範囲な提携の下で、加齢黄斑変性症を対象にしたSirna-027の第2相試験が始まろうとしています。Sirna-027は血管内皮増殖因子を阻害します。
Allergan社の他に、Sirna社は呼吸器疾患の治療薬の開発でGlaxoSmithKline社とも提携しています。
2007年1Qに買収が完了する見込みです。
該当するデータが見つかりませんでした。
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Alnylam社の周辺でも動きがあるかもしれないですね。
Merck社が2001年に6億2000万ドルで買収した遺伝子研究の会社・Rosetta Inpharmatics社の元CEO・Stephen H. Friend氏はMerck社の研究所においてなくてはならない人物となっています。
Sirna社の“遺伝子”がMerck社にどれだけ溶け込めるか?またはMerck社がSirna社の技術をどれだけ自社の技術や文化に取り入れられるか?合併後の活動が楽しみです。