眠らないと糖質コルチコイドが上昇して海馬の神経新生が阻害される。しかしその後の神経新生の回復には糖質コルチコイドは無関係

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2007-02-14 | コメント

ラットでの実験から、長い間眠らないと血液循環中のコルチコステロンのレベルが上昇して海馬でのニューロン新生(神経新生)が阻害されると分かりました。

コルチコステロンレベルを一定にすると睡眠不足による細胞増殖の低下を予防できました。

慢性睡眠枯渇後の神経新生は2週間で正常レベルに回復し、新規ニューロン形成が一時的に上昇しました。

この補償的な神経新生の上昇はグルココルチコイドレベルや正常な睡眠パターンの回復とは分離していました。

以上より、断眠によるストレスで神経新生が阻害されるが、その後の補償的な神経新生の回復作用にはグルココルチコイド非依存的な要因が関与していると示唆されました。

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