化学療法や放射線を拒否したIDH1変異膠芽腫男性がケトン食で長生きしている
Free!2014年に膠芽腫(GBM)と診断された英国の男性が低炭水化物で高脂肪を特徴とするケトン食をその診断の2週間後から開始し、化学療法や放射線照射なしで82か月目を良好な体調で迎えることができました。
男性は有毒な治療に関する教養(cultural belief)に基づいて標準的な治療を拒否し、その代わりにケトン食による治療を選択しました。
その後の男性の腫瘍の増殖は非常にゆっくりで、予想に反して血管原性浮腫は伴いませんでした。
診断から3年後の2017年には腫瘍を減らす手術(surgical debulking)を受け、その組織を検査したところIDH1変異GBMで間違いないことが確認されました。
IDH1変異GBM患者は生存が良好なことが知られています。GBM増殖に不可欠な二大代謝経路・解糖とグルタミノリシスにケトン食とIDH1変異が相まって相手したおかげで男性は長生きできているようだと著者は言っています。
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