甲状腺ホルモン受容体β活性化剤resmetiromで4人に1人のNASHが解消/Ph2試験

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2019-11-13 | コメント

肝臓の脂肪代謝を促して脂肪毒性を減らすMadrigal Pharmaceuticals社の甲状腺ホルモン受容体β(THRβ)活性化剤resmetirom(レスメチロム;MGL-3196)で非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)患者の肝脂肪が有意に33%減ったプラセボ対照第2相試験MGL-3196-05結果が論文になりました(プラセボ群での脂肪肝減少率は10%)。

また、resmetirom群のおよそ4人に1人(24.7%)は線維症の悪化なしのNASH解消に至りました。プラセボ群でのその割合は僅か6.5%でした(p=0.024)。

今回報告されたPh2試験結果等に基づいてMadrigal Pharmaceuticals社は同剤の第3相試験(MAESTRO-NASH)を開始しています。

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