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骨髄幹細胞増殖因子・G-CSFは心臓発作後の心機能改善効果あり

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2003-11-15 | コメント

心臓発作(anterior wall heart attack)によって血管形成術をうけた患者5人に、骨髄での幹細胞増殖を促す成長因子・顆粒球コロニー刺激因子(granulocyte colony-stimulating factor、G-CSF)を投与したところ、幹細胞数がおよそ10倍増加し、心機能が改善しました。


2003年11月11日のAmerican Heart Associationの年次総会で発表された成果です。

これまでの研究から、骨髄幹細胞由来の細胞が心筋細胞に存在するとわかっていました。このことからUniversity of OttawaのChris A. Glover医師等はC-CSFを投与することで幹細胞の数を増やせば心筋細胞の再生が促進されるのではないかと考えました。

血管形成術後2週間以内にG-CSFを4日間連続投与したところ、G-CSF治療から4日後に白血球数が5倍に増えていました。また幹細胞のマーカー・CD34も10倍に増えいました。

G-CSF治療から6週間後の左心室駆出分画率(どれだけ血液を送り出しているかの指標)は27%から35%に改善していました。また、心臓組織も59%から75%に回復していました。

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