風邪ウイルス感染は痴呆のもと
Free!心臓疾患を有する高齢者383人を対象にして3種類のヘルペスウイルス(またはその近縁ウイルス)感染と痴呆の発現の相関を調べたところ「ヘルペスウイルス感染者は痴呆になりやすい」という結果となりました。
研究成果がStrokes誌に発表されています。
調査の対象になったウイルスはherpes simplex type 1、herpes simplex type 2、cytomegalovirusの3種類です。
2種類のウイルス感染に感染した場合、痴呆の発現リスクは1.8倍でした。3種類の場合には2.3倍でした。
痴呆の原因の一つは炎症と考えられています。ウイルス感染による炎症が痴呆の発現リスクを高めたのではないかと考えられました。
- Viruses Worsen Dementia, Study Finds / Reuters
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