クリスチャンソン症候群変異神経細胞が栄養因子・BDNFやIGF-1で正常化

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2021-02-14 | コメント

てんかん、脳の発達低下、認知障害と関連する神経疾患・クリスチャンソン症候群(Christianson syndrome、CS)はエンドソームの酸の調節を手伝うNa+/H+交換体NHE6の遺伝子変異で生じます。

CS患者のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った神経細胞での実験の結果、NHE6生成をすっかり封じるナンセンス変異の神経細胞にはNHE6遺伝子を届ける治療が有効でしたが、働かないNHE6を作るミスセンス変異の神経細胞にはNHE6遺伝子導入が無効でした。更なる検討の結果、ミスセンス変異のせいで異常なNHE6が正常なNHE6を妨げることで遺伝子導入はミスセンス変異神経細胞には効かないと示唆されました。

一方、栄養因子・BDNFやIGF-1は変異がどうあれCS患者由来神経の適切な分岐を促しました。

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