プラスチックを食べて増えうる細菌が患者から見つかった
 ・ 変だった表現を訂正しました(CA-UTIとVAPはどちらもプラスチック頼りの装置が使われます。→CA-UTIとVAPはどちらもプラスチック頼りの装置の使用と関連します。)
昔ながらのCAR-T治療失敗リンパ腫患者約半数52%がIL18放出CAR-Tで完全寛解
 ・ 関連ニュースを追加しました。
NewAmsterdam社のCETP阻害剤のPh3試験のLDL-C低下が期待外れ
 ・ 誤解を訂正しました(「、、、36%低くて→プラセボ効果差し引きで36%低くて、、、」「、、、42%低くて→、、、プラセボ効果差し引きで42%低くて、、、)

ビタミンEには心臓発作・脳卒中の予防効果なし

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2003-09-06 | コメント

9541人を対象にした試験から「抗炎症作用や抗血管閉塞作用があるとされるビタミンE服用時とプラセボ(偽薬)服用時で心臓発作や癌の発現率に差はない」という結果となりました。


ウィーンで今週開催中のEuropean Society of Cardiology学会において、McMaster Universityの研究者Eva Lonn等によって研究成果が発表されています。

この臨床試験はramipril、ビタミンEの効果を平行して調べる2重盲検試験のフォローアップ試験結果として発表されています。ramiprilの有効性はすでに確認されたため、ramiprilの効果を調べる臨床試験はすでに完了し、ビタミンEの効果を調べる試験のみが継続されました。

7年間の試験からビタミンE投与群での心臓発作・脳卒中・循環器疾患が原因の死亡率は21.4%、プラセボでは20.6%でした。

この結果は2003年8月19日のCirculation誌に発表されたcarotenoidsやtocopherols(ビタミンE)の抗心筋梗塞効果を調べる試験と一致しています。この試験においても抗酸化作用のあるcarotenoidsやtocopherolsが心臓病を防ぐという結果にはなっていません。

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