Viridian社の甲状腺眼症薬VRDN-001のPh1/2試験途中結果が有望

Free!
2022-08-17 | コメント

Horizon Therapeutics社の領分・甲状腺眼症(TED)に近々手強い相手・Viridian Therapeutics社の抗IGF-1R抗体VRDN-001がやってくるかもしれません。

間接比較ではありますが、VRDN-001のPh1/2試験の同剤投与被験者6人ばかりの結果はHorizon社の同じ類の薬(抗IGF-1R抗体)Tepezza(teprotumumab、テプロツムマブ)のPh3結果に比べて分があり、眼球突出を含む効果がより良さげです。

VRDN-001投与で眼球突出が6週までに2.4mm退行しました。TepezzaのPh3試験(OPTIC)では2mm退行でした。

眼球突出が2mm以上退行した患者の割合やそれに加えて体調指標が2点以上和らいだ患者の割合もVRDN-001の方が上回りました(それぞれ83% vs 56%、83% vs 44%)

Tepezzaの年間売り上げはやがて35億ドルを超えるとHorizon社は見込んでいます。ただしこの2Qの売り上げは4億7980万ドルであり、前年同期に比べて僅か6%しか増えていません。

VRDN-001が発売に漕ぎ着けたとしてその最大年間売り上げはせいぜい7億3000万ドルとSVBのアナリストは予想しています。

この記事のカテゴリ
関連ニュース

該当するデータが見つかりませんでした。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。