重度COVID-19患者5人に1人に凝固指標aPTT延長あり〜ただし心配な出血はなし
Free!重度新型コロナウイルス感染(COVID-19)患者216人を血液凝固検査したところ5人に1人(20%;44人)がaPTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)延長を呈し、それらaPTT延長患者のうち34人を更に検査したところ殆ど(91%;31/34人)にループス抗凝固因子が認められました。
心配な出血は認められませんでした。
aPTT延長はCOVID-19患者の静脈血栓症の治療や予防に抗凝固薬を使う事の妨げにはならないだろうと著者は考えています。
aPTT延長については更なる検討が必要であり、血栓症に対する抗凝固薬使用を止めることや危険な肺塞栓症(PE)に際してaPTT延長を気にして血栓溶解治療を控えるべきではないと著者は言っています。
- ・ ジャーナル > 総合医学誌 > New England Journal of Medicine(NEJM)
- COVID-19: Prolonged aPTT / PHYSICIAN'S FIRST WATCH
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