リドカインを局所スプレーしても普通分娩の痛みは緩和しない
Free!妊婦185人を対象にして、自発的な普通分娩(spontaneous vaginal delivery)時のリドカイン局所スプレーの鎮痛効果等を調べたプラセボ対照試験の結果が医学誌に発表されています。
この試験では、女性は、出産時の痛みを0-100のスケールで自己報告しました(0=無痛、100=考えうる中で最悪の痛み)。
試験の結果、プラセボ投与群の痛みの程度は72であり、リドカインスプレー群の痛みの程度は77でした。すなわち、リドカインを局所スプレーの鎮痛効果は認められませんでした。
しかしながら、リドカインは生殖器の外傷を軽減しうる可能性があると分かりました。また、リドカイン局所スプレーは女性自身や助産師にとって許容可能な施術であると分かりました。
2020-10-13|妊娠・出産
+ 新型コロナウイルス感染妊婦の新生児101人の発症なし〜感染はせいぜい2人
2020-10-12|妊娠・出産
+ 妊娠関連の不具合を被った女性は後に心疾患や脳卒中を生じやすい
2020-10-09|妊娠・出産
+ 胎児水腫の29%の病原性変異が全ゲノム解析で判明〜治療の機会を増やしうる
2020-08-31|妊娠・出産
+ 妊娠14週までの流産女性へのmifepristoneとmisoprostol併用でより胎嚢排出しうる
2020-08-13|妊娠・出産
+ エクソーム解析したところ死産の8.5%が遺伝子どれか1つの変異に起因
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。