発癌遺伝子狙いの抗癌剤治療の効果をATM阻害剤の併用で高めうる
 ・ 誤記を訂正しました(「それらのEGFR阻害剤、、」の”それらの”を削除)
癌に特有の黒幕抗原を使った癌免疫治療をBoehringerがEnara社と組んで開発する
 ・ 誤解を訂正しました(黒幕抗原を最大5つ選択する権利を手に入れます。→肺や胃腸の癌の黒幕抗原の権利を気が向いたら手に入れることができます)。
薬を含まない点鼻剤でどのウイルスや細菌も阻止
 ・ 関連ニュースを追加しました。

Bicara社のニ標的EGFRとTGFβ狙い抗体BCA101の頭頸部癌治療効果が有望

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2023-06-06 | コメント

Bicara Therapeutics社のニ標的EGFRとTGFβ狙い抗体BCA101がPh1試験で有望な頭頸部癌治療効果を示しています。

再発したか転移性のPD-L1発現(CPSが1以上)頭頸部癌の初めての治療で同剤とMerck & CoのPD-1阻害剤Keytruda(pembrolizumab)が併用された患者31人のうち約半数の15人が奏効に至りました(奏効率48%)。ヒトパピローマウイルス(HPV)が見当たらない(HPV陰性)患者にはめっぽう有効で、その奏効率は65%にも達しています。

Keynote-048試験でのKeytruda単独投与のPD-L1発現頭頸部癌初治療の奏効率は19%であり、BCA101はもしかしたらKeytrudaより有効かもしれません。

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