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大規模無作為化試験でJAK阻害剤バリシチニブ投与COVID-19入院患者の死亡減少

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2022-03-05 | コメント

英国の177の病院での世界最大の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療試験RECOVERYでEli Lilly/Incyte社の経口JAK1/2阻害剤Olumiant(オルミエント;Baricitinib、バリシチニブ)がCOVID-19入院患者の死亡を減らしました。

試験では2021年の始め(2月2日)から終わり(12月29日)にかけてCOVID-19入院患者8156人が医師見立ての手当て何でもありに加えてBaricitinibも服用する群かBaricitinibを含まない医師見立ての手当て何でもありのみの群に割り振られました。

Baricitinibは10日間か10日とかからず退院した場合にはその退院時まで投与されました。

28日までに死亡した患者の割合はBaricitinib投与群では12%(513/4148人)、Baricitinib非投与群では14%(546/4008人)であり、補正比較の結果Baricitinib投与群の死亡は非投与群に比べて13%少なくて済んでいました(p=0.026)。

また、RECOVERY試験を含むこれまでの9つの無作為化試験のまとめ解析によるとBaricitinibやその他のJAK阻害剤を使えばCOVID-19入院患者の死亡を20%減らせます。

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