世界的な多価不飽和脂肪酸摂取推奨指針の妥当性は疑わしい
- 2013-02-06 - Sydney Diet Heart Studyデータを再解析した結果、飽和脂肪酸摂取量を減らしてサフラワー油からのオメガ―6リノール酸(n-6 LA)摂取を増やすことと全死亡、心血管死、冠動脈疾患死リスク上昇が関連しました。 (4 段落, 349 文字)
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「飽和脂肪酸は悪く、オメガ―6(多価不飽和脂肪酸)は良いという通説」とありますが、現在一般で良いと言われている油脂はオメガー3の多価不飽和脂肪酸ではないでしょうか?
このスタディが「サフラワー油からのオメガ―6リノール酸」だけの問題でなく、多価不飽和脂肪酸一般についてのリスクを示唆するものであるのか気になるところです。
調剤薬局勤務の自分としては、これがオメガー3多価不飽和脂肪酸の代表であるEPAの医療的商品価値の見直しにつながり得る知見なのかとても興味深いところです。
【清宮のコメント】エディトリアルの「These findings argue against the “saturated fat bad, omega 6 PUFA good” dogma」の”dogma”を”通説”としたのですが、行き過ぎた表現でした。”概念”に訂正します。