COVID-19流行下のイタリア北部で川崎病様小児疾患がいつもより30倍多く発生

Free!
2020-05-14 | コメント

イタリアのロンバルディア州ベルガモ県での新型コロナウイルス感染(COVID-19)流行中にいつもより30倍多く川崎病様小児疾患が生じています。

COVID-19流行下での川崎病様小児10人(男児7人、女児3人)のうち8人は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗体陽性でした。

それら10人は過去5年間の川崎病様小児19人に比べてより年長で(中央値7.5歳 vs 3歳)、経過はより悪く心エコー異常(60% vs 19%)、川崎病ショック症候群(50% vs 0%)、マクロファージ活性化症候群(50% vs 0%)をより呈しました。また、静注免疫グロブリンに加えてステロイドをより要しました(80% vs 16%)。

川崎病様小児疾患はいつもより多く生じているとはいえ依然として稀であり、SARS-CoV-2を被った小児1000人あたり多くても1人以下であろうと著者は言っています。

川崎病の原因は川崎富作博士が1974年に初めて50例をPediatrics誌に報告して以降依然不明です。

この記事のカテゴリ
関連ニュース
関連ニュース

該当するデータが見つかりませんでした。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。