COVID-19流行下のイタリア北部で川崎病様小児疾患がいつもより30倍多く発生
Free!イタリアのロンバルディア州ベルガモ県での新型コロナウイルス感染(COVID-19)流行中にいつもより30倍多く川崎病様小児疾患が生じています。
COVID-19流行下での川崎病様小児10人(男児7人、女児3人)のうち8人は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗体陽性でした。
それら10人は過去5年間の川崎病様小児19人に比べてより年長で(中央値7.5歳 vs 3歳)、経過はより悪く心エコー異常(60% vs 19%)、川崎病ショック症候群(50% vs 0%)、マクロファージ活性化症候群(50% vs 0%)をより呈しました。また、静注免疫グロブリンに加えてステロイドをより要しました(80% vs 16%)。
川崎病様小児疾患はいつもより多く生じているとはいえ依然として稀であり、SARS-CoV-2を被った小児1000人あたり多くても1人以下であろうと著者は言っています。
川崎病の原因は川崎富作博士が1974年に初めて50例をPediatrics誌に報告して以降依然不明です。
- COVID-19: Italian Province Reports Spike in Kawasaki-Like Disease / PHYSICIAN'S FIRST WATCH
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