三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

ラニチジンの発癌性物質NDMAは焼いた肉などの一般的食品の量と同程度

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2019-11-04 | コメント

ranitidine(ラニチジン)製品の発癌性物質Nニトロソジメチルアミン(NDMA)混入量は焼いた肉や燻製肉などの一般的な食品から摂取しうる量と同程度との検査結果をFDAが発表しました。

ラニチジンからのNDMA摂取の1日あたり許容量は0.096 μgまたは0.32 ppmまでとFDAは設定しており、それらの許容量上限を上回る製品の回収を製薬会社に求めています。

また、ラニチジンに化学的に似たニザチジン(nizatidine)のNDMAも認められており、許容量を上回る製品をラニチジンと同様に製薬会社は回収する必要があります。

FDAはラニチジンと胃液や腸液の相互作用を模す試験を実施しており、その結果NDMAの新たな発生は認められませんでした。

FDAは引き続き患者に以下の助言をしています。

ラニチジンやニザチジンの店頭販売品を使っている患者はfamotidine(ファモチジン)やomeprazole(オメプラゾール)等の別の成分の使用を検討してみる

ラニチジンやニザチジンが処方されている患者は医師と他の選択肢について話をすること

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