画一的な管理データに入院時のコンディションや少数の臨床検査値を加えることで入院死亡率のリスク補正が大幅に改善する
Free!しばしば品質の指標として使用されるリスクで補正した入院死亡率(hospital mortality rate)は主に管理データ(administrative claims data)の解析から算出します。しかし、このようにして算出された死亡率は病院の品質を正確に反映していないかもしれません。
管理データと診療記録から抜粋した臨床データを解析することにより、特定の臨床データを管理データに追加することで入院死亡率のリスク補正を改善しうるかどうかを評価した成果が2007年1月3日のJAMA誌に発表されています。
この調査の結果、入院時の患者の状態(present on-admission code)と少数の臨床検査値データを管理データに追加することで入院死亡率を予想するリスク補正イクウェイション(risk-adjustment equation)が大幅に改善すると分かりました。
一方、入手するのがより困難な臨床データをリスク補正モデルに含めても、リスク補正イクウェイションの予測能力は殆ど改善しませんでした。
該当するデータが見つかりませんでした。
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