GSKのRSVワクチンArexvy接種後3回目の流行期の重度下気道感染症予防効果43%
 ・ 5段落目を書き直しました(RSVワクチン全般の接種対象を狭めたという記載に変更しています)。
発癌遺伝子狙いの抗癌剤治療の効果をATM阻害剤の併用で高めうる
 ・ 誤記を訂正しました(「それらのEGFR阻害剤、、」の”それらの”を削除)
癌に特有の黒幕抗原を使った癌免疫治療をBoehringerがEnara社と組んで開発する
 ・ 誤解を訂正しました(黒幕抗原を最大5つ選択する権利を手に入れます。→肺や胃腸の癌の黒幕抗原の権利を気が向いたら手に入れることができます)。

Certa社の長い歴史を経たGPCR阻害剤FT011がPh2試験で強皮症治療効果を示した

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2023-02-07 | コメント

かつてオーストラリアのFibrotech社の持ち物だった抗線維症薬FT011が同社出身の有志が新たに立ち上げたCerta Therapeutics社の手によるPh2試験で強皮症治療効果を示しました。

試験には30人が参加し、FT011高用量(400mg)、低用量(200mg)、プラセボのいずれかが12週間投与され、高用量群の被験者の60%の病状が改善しました(プラセボとの比較でのP値はp = 0.019)。低用量群の改善率は20%でした。

Certa社は第3相試験の道が開けたと言っています。

かつてのFT011の持ち主Fibrotech社は今から10年ほど前の2014年にShire社に買われ、Shire社は4年ほど前の2019年の初めに武田薬品のものとなっています。

FT011は炎症や線維症を引き起こす経路幾つかに一枚噛むGPCRの阻害剤です。その阻害作用により多臓器の慢性線維症を治療できる可能性があります。

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