三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

ModernaのCOVID-19ワクチンmRNA-1273のPh途中解析での有効性94.5%

Free!
2020-11-17 | コメント

Pfizer(ファイザー)/BioNTechに続いてModerna(モデルナ)社の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防ワクチンmRNA-1273も第3相試験(COVE)途中解析で予想を遥かに上回る効果94.5%を示しました。

COVID-19発症例が95例に達した時点で今回の途中解析が実施されました。それらの殆ど90例がプラセボ群で生じ、mRNA-1273での発症例はわずか5例のみであり、mRNA-1273はCOVID-19発症の94.5%を防ぎました。

95例のうち11例は重症例で、それらは全てプラセボ群で生じ、mRNA-1273群で重症例は認められていません。

南極の冬ほどの冷温-70℃での輸送や保管が必要なPfizer(ファイザー)のワクチンと違い、Modernaのワクチンは標準的な冷蔵庫内の温度2-8℃で30日間安定という利点があります。家庭や医療機関の標準的な冷凍庫の温度-20°Cなら最大6か月持ちます。医薬品の流通会社の殆どは-20°Cでの輸送や保管体制を備えています。

Modernaは今後数週間以内に米国FDAにmRNA-1273の認可申請をします。

この記事のカテゴリ
関連ニュース

該当するデータが見つかりませんでした。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。