GlaxoSmithKline社 Tykerbの承認申請がアメリカFDAからfast-trackに指定された
Free!2006年11月16日、GlaxoSmithKline社は、Tykerb(lapatinib ditosylate)の承認申請がアメリカFDAからfast-trackに指定されたと発表しました。
Herceptin(ハーセプチン;trastuzumab)を含む前治療の経験がある転移性または進行HER2(ErbB2)陽性乳癌に対するXeloda(capecitabine)との併用での投与という適応でアメリカFDAにTykerbが承認申請されています。
現在、癌治療マーケットではRoche社とGenentech社が優勢となっています。Tykerbは、GlaxoSmithKline社が世界の癌治療マーケットでシェアを獲得するための戦略の一部を構成しています。
Tykerbは経口摂取可能な低分子化合物です。ErbB2とErbB1の受容体を阻害します。
Herceptinとその他の癌治療にも関わらず疾患が進行したHER2陽性の進行性・転移性乳癌女性324人を対象にした第3相試験において、TYKERBとXelodaを使用するとXeloda単独の場合に比べて疾患進行までの期間がおよそ2倍に延長することが確認されています(8.5ヶ月 vs 4.4ヶ月、p=0.00008)。
- ・ 開発 > 審査制度 > Priority Review
2021-03-01|乳癌
+ インドで医者が乳房を定期的に診たところ乳癌による死亡が減った
2020-11-02|乳癌
+ 英国の大規模観察試験でホルモン補充療法と乳癌をより生じ易くなることが関連
2020-08-23|乳癌
+ 初期乳癌の手術の際の1回きりの放射線投与は術後3-6週間の全乳房照射に劣らず
2020-05-29|乳癌
+ 非浸潤性乳管癌(DCIS)女性の死亡率が診断から5年以上経って上昇
2020-05-03|乳癌
+ 乳癌術後の1週間の放射線治療が3週間の照射に劣らず〜英国での無作為化試験
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。