アデノシン1受容体のC末端領域ペプチドでアルツハイマー病マウスの発作が軽減
Free!てんかん発作は脳卒中、脳損傷、神経変性疾患にともなってしばしば生じます。たとえばアルツハイマー病患者の多ければ6割超(64%)に発作が認められますが、現在利用可能な抗けいれん薬はアルツハイマー病患者にしばしば受け入れ難く、効果もいまいちです。
アデノシン1受容体(A1R)の伝達を支配する複合体の一員・ニューラビンとA1Rの相互作用を阻止するペプチドA1R-CTに発作や神経細胞死を防ぐ作用があり、発作を伴うアルツハイマー病を模すマウスでその効果が認められました。
A1RのC末端領域配列でできたA1R-CTは脳の生来のアデノシンに応じたA1R機能亢進によって抗けいれん作用や神経保護作用を発揮します。
- Peptide delivered by nasal spray can reduce seizure activity, protect neurons in Alzheimer’s, epilepsy / Medical College of Georgia
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