背中で育てた下顎を癌の手術で失った下顎の部分に移植する手術
Free!癌の手術で失った顎に、自分の背中で育てた下顎の骨を移植する手術が成功しました。
手術と手術後の経過の概要が2004年8月28日のLancet誌に発表されています。
まず3Dスキャンによって、失われた下あごの部分の立体構造を視覚化し、その立体構造をもとにしてテフロンで下あごの鋳型を作ります。このテフロンの鋳型をチタンの籠で覆い、テフロンを取り除いた後に骨髄細胞でコートした骨塩をチタンの籠の中に充填します。
骨塩と骨髄細胞が詰まったチタンの籠は患者の肩甲骨の下に移植し、7週間経った後に取り出して下あごの部分に移植されました。
下あごの移植手術から4週間以内に患者は固形物を噛み砕いて食べることができるようになりました。
2020-03-23|臓器移植全般
+ NephroSant社の尿中6成分測定検査QiSantで移植腎臓の拒絶を正確に検出しうる
2019-09-19|臓器移植全般
+ カプシド核脱出阻害剤maribavirがvalganciclovirと同様に移植患者CMV血症を解消
2019-06-06|臓器移植全般
+ Novartis 抗CD40経路抗体iscalimab治療患者5人中3人の移植腎臓が正常組織維持
2019-05-17|臓器移植全般
+ LIMS1遺伝子発現が多い人から乏しい人への腎臓移植は拒絶に陥りやすいようだ
2019-04-22|臓器移植全般
+ ABO血液型不一致腎移植は5年後まではABO血液型一致移植に比べて死亡率が高い
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。