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心筋梗塞患者のステント留置後のアスピリン投与を1か月で切り上げることが有益

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2025-09-03 | コメント

急な心筋梗塞からすぐ(7日以内)のステント留置経皮冠動脈インターベンション(PCI)が成功してから1か月の抗血小板薬2種併用(アスピリンとP2Y12阻害薬)の間に虚血事態や大出血をせずに済んだ患者を11か月間のP2Y12阻害薬単独に切り替えた場合の死亡、心筋梗塞、ステント血栓症、脳卒中の発生率が抗血小板薬2種併用(DAPT)継続に劣らず、出血がより少なくて済みました。

BARC 2、3、5型の出血の発生率はP2Y12阻害薬単独への切り替え群2.6%、DAPT継続群5.6%でした(P=0.002)。

無作為化試験TARGET-FIRSTの結果です。

一方、時を同じくして報告された別の無作為化試験NEO-MINDSETではPCI成功の急性冠症候群(ACS)患者が入院4日以内にアスピリンを止めてP2Y12阻害薬(ticagrelorかprasugrel)を12か月間単独投与したときの死亡か虚血事態(心筋梗塞、脳卒中、急な再血行再建)の発生率がアスピリンとP2Y12阻害薬の併用12か月間に劣らないことが残念ながら示せませんでした。死亡か虚血事態の発生率はP2Y12阻害薬単独群7%、DAPT群5.5%でした。

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