COVID-19回復者約3人に1人の新型コロナウイルス中和抗体は乏しいか検出できず
Free!軽症の新型コロナウイルス感染(COVID-19)から回復した175人の血漿を調べたところ、およそ3人に1人(約30%)のSARS-CoV-2中和抗体は乏しく、10人に至っては中和抗体が検出されませんでした。
そのような抗体が乏しい回復者が再発や再感染を被りやすいのかどうかを今後の試験で調べる必要があります。
抗体が検出レベル未満だった患者はT細胞やサイトカインなどの他の免疫反応が回復に寄与したのだろうと著者は言っています。
今回の結果によるとCOVID-19を経た患者の中和抗体レベルはかなり個人差があり、たとえば高齢者や中年の回復者の方が若者より中和抗体やSARS-CoV-2スパイクタンパク質結合抗体をより備えていました。
よって、回復者の血漿や血清を用いたCOVID-19治療ではどの人の血漿/血清を使うかを検査で選別する必要があるでしょう。著者によると検査は容易です。
- SARS-CoV-2 Antibodies Undetectable in Some Recovered Patients / PHYSICIAN'S FIRST WATCH
- Coronavirus: low antibody levels raise questions about reinfection risk / South China Morning
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