三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

ラベンダーオイルやティーツリーオイルは女性化乳房を引き起こす恐れがある

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2007-02-02 | コメント

New England Journal of Medicine誌に発表された症例報告から、ラベンダーオイルやティーツリーオイル(tea tree oil)を含有する製品の局所塗布は思春期前の女性化乳房を引き起こす恐れがあると分かりました。

研究者等は女性化乳房を発現した4歳、7歳、10歳の3人の男児の既往を報告しています。

全ての男児は女性化乳房以外は健康であり、既知の外因性内分泌かく乱化学物質への暴露は認められませんでしたが、ラベンダーオイルを含有しているローション・石鹸・シャンプー・香油・整髪用のジェルのいずれかを女性化乳房を発現したときに使っていました。またそのいくつかにはティーツリーオイルも含まれていました。

そのような製品の使用を中止することでそれぞれの男児の症状は消失しました。

その後の細胞培養実験の結果、ラベンダーオイル、ティーツリーオイル共にエストロゲン作用と抗アンドロゲン活性を有することが確認されました。

この結果から、医師はこれらのオイルを含有している製品は内分泌かく乱の危険があることに留意し、これらのオイルを含有した製品への反復暴露に関して患者に注意を促すべきと考えられました。

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