三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

Alpine社のCD28活性化剤のPh1試験で更に1人が心原性ショックで死亡

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2022-10-25 | コメント

TeGenero社のPh1試験での惨事から16年経った今でもCD28に与することの危うさはどうやら相変わらずらしく、PD-L1とCTLA-4を抑制しつつCD28を活性化するAlpine Immune Sciences社の抗癌剤davoceticept(ダボセチセプト、ALPN-202)の第1相試験(NEON-2)でさらに1人が心原性ショックで死亡しました。

Alpine社は同試験で1人が心原性ショックで死亡したことを今春3月に発表し、米国FDAは同試験への被験者の更なる組み入れを禁じました。

Alpine社は今回の2人の死亡の発生を受けてNEON-2ともう1つのdavoceticept絡みのPh1試験(NEON-1)の被験者組み入れを打ち切り(terminate)ました。

今後Alpine社は別の手持ち2剤の開発に専念します。

遡ること16年前の2006年にTeGenero社のCD28活性化抗体TGN1412のPh1試験で6人が深刻な有害事象を被りました。それら6人の経過は後にNEJM誌に報告されています。

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