関節リウマチ(RA)に寄与するらしい腸内細菌Subdoligranulum didolesgiiを同定

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2022-10-27 | コメント

関節リウマチ(RA)を生じやすい人のその発症前に検出しうる自己抗体の出どころはよく分かっていません。

血中の生理指標がRAを生じやすいことを示す人の抗体とその人の糞を混ぜる実験でそれら抗体と対をなす細菌が見つかり、更なる解析でルミノコッカス科のSubdoligranulum属細菌と自己抗体発生の関連が示されました。

糞中に特に多く認められたSubdoligranulum株幾つかのうちの1つである第7株(isolate 7)を無菌マウスに植え付けたところTH17細胞が増え、RA絡み自己抗体が生じ、初期RAを思わせる関節腫脹が発生しました。

今回の成果を受けて暫定的にSubdoligranulum didolesgiiと名付けられた細菌の更なる研究は微生物絡みのRA自己免疫の仕組みの理解に役立つと著者は言っています。

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