文章の作者が人工知能(AI)かヒトかを識別する手段DetectGPTを開発して公開
Free!質問や意見などなにか書けば、あっているかどうかは別にして、驚くほど流暢に回答するOpenAI社のChatGPTの出現で何にでも答える言語処理(large language models;LLM)やその実力のほどが衆目の知るところとなり、期待や心配が紙面を日々賑わせています。
大御所のGoogleやMeta(Facebookの運営会社)なども似たようなLLMをいまや続々と発表しており、LLMやその作文は巷でより身近な存在となりつつあるようです。
そういう世の流れにあって、読んでいる文章がLLMによって書かれたものなのかそうでないのかを知る手段はLLMとうまく付き合っていくことを助けてくれそうです。
スタンフォード大学の計算科学の大学院生Eric Mitchell氏等が開発したそういう手段の一つDetectGPTが手始めの性能試験でヒトかLLMの作文100件あたり95件(95%)の作者を正確に識別することができました。
DetectGPTは公開されていて誰でも使えるようになっています。作者は使ってみた感想を歓迎しています。感想の宛先はdetectgpt@gmail.comです。
DetectGPTの公開時点までにその性能の確認に使われたのは一昔前のGPT-2というLLMの作文であり、今をときめくChatGPTなどのGPT-2以外のLLMの作文の検出は覚束ないかもしれません。ただし将来的にはGPT-2以外のLLMにも対応できるようにDetectGPTは増設される予定です。
- Human Writer or AI? Scholars Build a Detection Tool / Stanford University
該当するデータが見つかりませんでした。
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。