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アステラス製薬のゾルベツキシマブで胃癌患者の生存が改善したPh3論文報告

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2023-04-18 | コメント

胃や胃食道接合部の癌患者の生存がアステラス製薬のタイトジャンクション蛋白質・クローディン18.2(CLDN18.2)結合抗体zolbetuximab(ゾルベツキシマブ)で3か月ほど延長した第3相試験SPOTLIGHT結果が論文報告されました。

転移性か切除不能な局所進行の胃/胃食道接合部CLDN18.2陽性癌患者の同剤とmFOLFOX6化学療法(葉酸/レボホリナート、フルオロウラシル、オキサリプラチン)併用のOS中央値は18.23か月、化学療法のみの群は15.54か月でした(P=0.0053)。

別の第3相試験GLOWではCapOx化学療法(カペシタビンとオキサリプラチン)とzolbetuximab併用の生存改善効果が示されています。生存期間中央値はzolbetuximab+CapOx化学療法群では14.39か月、CapOx化学療法のみの群では12.16か月でした。

そのGLOW試験では生存曲線が早くから差がついており、zolbetuximabはCapOx化学療法と組んだほうが良さそうだ(CapOx is a more favourable treatment regimen for combination with zolbetuximab)と今回の報告の論評者は言っています

zolbetuximabは癌細胞のCLDN18.2に結合し、前臨床実験によると2つの免疫経路を介して細胞死をもたらします。

アステラス製薬はSPOTLIGHTとGLOW試験の結果を頼りに同剤をこれから承認申請します。

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