大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。
デングウイルスやジカウイルスを阻止する細菌をヒトスジシマカの腸から同定
 ・ 関連ニュースを追加しました。

Regeneron社の抗BCMAの2番手REGN5459の多発性骨髄腫治療効果が見応えあり

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2023-04-19 | コメント

Regeneron社が人知れず開発している抗BCMAの類いREGN5459高用量がPh1/2試験で見応えがある骨髄腫治療効果を示しています。

先立つ治療が3回以上の多発性骨髄腫(MM)患者43人のうち高用量(480〜900mg)投与群21人の奏効率はJ&J/LegendのCAR-T治療Carvyktiに肉薄する91%でした。

ただし、同社の抗BCMAの先鋒linvoseltamabと同様にREGN5459の安全性は心配で、サイトカイン放出症候群(CRS)が54%、感染症はさらに多く63%に生じています。

REGN5459はMM細胞のBCMAとT細胞のCD3に結合し、T細胞を活性化して形質細胞を絶やします。CD3への結合はゆるいのに効果の支障がなかったのは意外で、さらなる研究の価値があると今回の試験結果の発表者Attaya Suvannasankha氏は言っています。

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