uPARから切り出されて巡るD2D3は有毒で糖尿病や腎疾患を引き起こしうる
Free!単球、マクロファージ、好中球、線維芽細胞、未熟骨髄系細胞などの種々の免疫細胞の表面の膜結合糖タンパク質・ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子受容体(uPAR)の分解で生じる可溶性uPAR(suPAR)の上昇は慢性腎疾患(CKD)が発生/進行しやすくなることと関連します。
uPARとsuPARはどちらもD1、D2、D3の3つの相同領域でできています。
uPARから切り出されて体内を巡る蛋白質はsuPARの他に2つあります。一つはD1領域のみの蛋白質、もう一つはD2とD3領域からなる蛋白質(D2D3)です。
新たな研究でD2D3は膵臓のβ細胞の増殖や活動を損なわせて糖尿病を生じ易くすると示唆されました。また、腎臓にも有害らしく、D2D3は腎疾患や糖尿病の治療の標的となりうるようです。
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