三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

アステラス製薬の遺伝子治療の死亡男児4人に胆汁鬱滞と一致する投与前所見あり

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2023-11-17 | コメント

アステラス製薬の遺伝子治療AT132(resamirigene bilparvovec)がPh1/2試験ASPIROで投与されたX連鎖性ミオチュブラーミオパチー(XLMTM)男児24人のうち重度の胆汁うっ滞性肝疾患を発現して肝不全に至って死亡した4人(高用量群3人、低用量群1人)に胆汁うっ滞と一致する投与前所見がありました。

XLMTMの自然経過での肝胆汁性疾患の位置づけ(role)やアデノ随伴ウイルス(AAV)を介したXLMTMの遺伝子治療と肝胆汁性疾患の間にあるかもしれない相互作用(potential interaction)をより理解する必要があると著者は言っています。

そのような検討はすでに始まっており、4人が重度胆汁うっ滞性肝疾患を発現して死亡したことからXLMTM患者の胆汁鬱滞傾向やresamirigene bilparvovecが胆汁鬱滞を悪化させる仕組みの調査が進行中であると著者は述べています。その結果を頼りに今後の遺伝子治療の害を減らせるかもしれません。

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