水疱症患者の眼の手術後のKrystal社の遺伝子治療Vyjuvek点眼が有効

Free!
2024-02-20 | コメント

7型コラーゲン(COL7)を作る遺伝子COL7A1を損なわせる変異で生じる栄養障害型表皮水疱症(DEB)の13歳男児の右眼の瘢痕性結膜炎の手術治療後にKrystal Biotech社の遺伝子治療Vyjuvek(ビジュベク、beremagene geperpavec、B-VEC)を試しに繰り返し点眼したところ3か月後までに角膜が完全に治癒して視力が手術前より良くなりました。

男児は右眼の手術前に左眼の手術を2回受けており、それら手術のどちらの後にも残念ながら瞼球癒着が再発しました。しかし手術後の右眼はVyjuvek投与の甲斐あって瞼球癒着の再発や角膜異常を生じずに済んでいます。

Vyjuvekは複製できないHSV-1を入れ物とするCOL7A1遺伝子を細胞に届けて正常なCOL7タンパク質が作られるようにすることを目指します。

眼の病変を有するDEB患者へのVyjuvek使用承認を目指して米国FDAとやり取りしているとKrystal社の研究開発リーダーSuma Krishnan氏は言っています。

関連ニュース

該当するデータが見つかりませんでした。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。