意識変容薬(サイケデリック薬)を開発する3社に米国FDAが優先審査権利付与
 ・ Transcend社を大塚製薬が買うことになっている旨短く追記しました。
Regeneron社の難聴遺伝子治療Otarmeniを米国承認
 ・ 2段落目を訂正しました。
Merck & CoのPD-1xVEGF抗体MK-2010の肺癌初治療が同じ類いと同様の効果あり
 ・ 関連ニュースと文献を追加しました。

よくあるリン酸付加薬の痒みに感覚神経受容体MRGPRX4が寄与しているらしい

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2024-05-09 | コメント

より溶けやすくなるようにリン酸が添加されている薬はよくあります。たとえばデキサメタゾンにリン酸を添加してリン酸デキサメタゾンナトリウムにすれば水溶性が500倍強も高まって術後の合併症を減らす術前急速静注が可能になります。しかし良いことばかりでなくリン酸化薬はしばしば痒みを引き起こします。

新たな研究で感覚神経受容体MRGPRX4がリン酸化薬の痒みに寄与しているらしいとわかりました。

先立つ研究でMRGPRX4と痒みの関連がすでに示唆されています。

今回の新たな研究でMRGPRX4がリン酸化薬で活性化するとわかり、感覚神経でMRGPRX4を発現するように仕立てたマウスの検討でリン酸化薬がMRGPRX4活性化を介して痒みを引き起こすことが示されました。

また、MRGPRX4とリン酸付加薬の複合体の低温電子顕微鏡観察の甲斐あってリン酸基結合に携わるMRGPRX4領域が見つかっています。

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