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NovartisのScemblixによるCML初治療のMMR達成率が第2世代TKIと有意差つかず

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2024-06-01 | コメント

ABLミリストイル凹領域(STAMP)狙いのNovartisのBCR::ABL1(BCRとABL1の融合体)阻害剤Scemblix(セムブリックス;asciminib、アスシミニブ)による慢性骨髄性白血病(CML)初治療が同社の第1世代チロシンキナーゼ阻害剤Gleevec(グリベック;imatinib、イマチニブ)か第2世代TKIのいずれかによる初治療に勝ったPh3試験ASC4FIRST結果詳細が論文報告されました。

同試験で被験者は1日1回Scemblix経口服用群か医師が選んだTKIのいずれかを使用する群に割り振られました。

被験者の経過が16か月ほど記録され、48週時点でBCR::ABL1転写産物が0.1%未満だった被験者の割合(MMR達成率)の比較でScemblixが医師選択治療を有意に上回りました。MMR達成率はScemblix投与群では70%弱で、医師選択治療群では40-60%ほどでした。

ただし、第2世代TKIとScemblixのMMR達成率の比較では残念ながら有意差がつきませんでした。その比較でのScemblix群のMMR達成率は66.0%、第2世代TKIでは57.8%であり、その差8.2%は有意ではありませんでした(difference between asciminib and the second-generation TKIs ... was not significant)。

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