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GSKの米国撤退薬Blenrepが再起して骨髄腫患者の無増悪生存を改善した試験報告

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2024-06-02 | コメント

先立つ治療の甲斐なく進行した多発性骨髄腫患者の無増悪生存(PFS)がGSKの殺細胞剤(auristatin F)付き抗BCMA抗体Blenrep(belantamab mafodotin)込み治療で改善したPh3試験DREAMM-7結果が論文報告されました。

bortezomibとdexamethasone(BorDex)に加えてbelantamab mafodotinを投与した群の無増悪生存(PFS)がBorDexに加えてJ&JのDarzalex(daratumumab)を投与した群に勝りました。belantamab mafodotin投与群の経過中央値28か月間時点でのPFS中央値は36.6か月であり、Darzalex込み治療群の13.4か月を2年近く上回りました。

belantamab mafodotinは米国で2020年に取り急ぎ承認されるもPh3試験DREAMM-3成績不出来を受けて去年同国から撤退しています。

しかし今回報告されたDREAMM-7試験の結果は同剤の使い道があることを示唆しています。試験は続いていて全生存(OS)の比較結果が後に判明します。

belantamab mafodotinは別のPh3試験DREAMM-8でもPFSの改善を達成しています。同試験ではpomalidomide(Pomalyst/Imnovid)とデキサメタゾンの併用(PomDex)に加えてbelantamab mafodotinも投与した群のPFSがPomDexとbortezomibの併用群に勝りました。

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