より初期の転移性乳癌患者の無増悪生存が第一三共/AZ社のEnhertuで5か月延長

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2024-06-03 | コメント

進行/転移段階での化学療法が未だのより初期段階の転移性乳癌患者の無増悪生存(PFS)がAstraZeneca/第一三共のトポイソメラーゼ1阻害剤付き抗HER2抗体Enhertu(エンハーツ;trastuzumab deruxtecan、トラスツズマブ デルクステカン)で5か月ほど延長しました。

866人が参加したPh3試験DESTINY-Breast06の結果です。Enhertu治療群のPFS中央値は13.2か月、化学療法群は8.1か月でした(p < 0.0001)。

被験者の大半を占めるHER2低発現(HER2-low)患者713人に限った比較でもEnhertuのPFS中央値がおよそ5か月ほど上回りました。PFS中央値はそれぞれ13.2か月と8.1か月でした(p < 0.0001)。

HER2が発現が極めて乏しい(HER2超低発現、HER2-ultralow)患者153人の解析でも同様の差が付きましたが、その比較の95信頼区間の上限は1を超える1.21でした。この比較のP値は記されていません。AstraZeneca/第一三共はこの4月の同試験結果速報の際にHER2-ultralow患者のEnhertu治療のPFSは化学療法に比べて取るに足る(clinically meaningful)改善を示したと記していました。

Enhertuの切除不能/転移性乳癌の治療用途2つがすでに承認されています。1つはHER2標的治療を経ているHER2発現患者、もう1つは化学療法を経ているHER2低発現患者への使用です。

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