AstraZenecaのImfinzi術前術後投与で膀胱癌患者の生存が改善

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2024-06-26 | コメント

AstraZenecaの抗PD-L1抗体Imfinzi(イミフィンジ、Durvalumab、デュルバルマブ )がPh3試験2つのうち1つで失敗し、もう1つでは成功しました。

肺癌の術後投与試験ADJUVANT BR.31では勝てず、膀胱癌の術前術後投与Ph3試験NIAGARAでは生存改善の金星をあげました。

ADJUVANT BR.31では非小細胞肺癌(NSCLC)切除患者にImfinziが単独か化学療法と共に投与され、無病生存(DFS)の比較でプラセボ群と有意差がつきませんでした。

ADJUVANT BR.31試験結果とは対照的にImfinziをNSCLCの術前術後に投与したPh3試験AEGEANでは有意なDFS改善が認められています。スイスではその用途がすでに承認済みです。

今回Imfinziが勝ったPh3試験NIAGARAには膀胱摘出手術を受ける筋層浸潤膀胱癌(MIBC)患者1063人が参加し、Imfinziと化学療法を手術前に投与して手術後にImfinziのみを投与した群の有意な全生存(OS)改善が認められました。無事生存の有意改善も達成しています。結果は後に学会で発表されます。

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