Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。
英国がGSKの骨髄腫薬Blenrepを承認【追記しました】
 ・ Blenrepのこれまでの経緯を追記しました。

重症筋無力症へのAmgenの抗CD19抗体年2回投与の効果持続を裏付ける結果報告

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2025-03-14 | コメント

全身型重症筋無力症(gMG)へのAmgenの抗CD19抗体Uplizna(ユプリズナ;inebilizumab、イネビリズマブ)年2回投与の効果持続を裏付けるPh3試験(MINT)52週時点結果が報告されました。

MINT試験での投与は最初、15日後、183日後の3回で、Uplizna投与AChR+gMG患者の52週時点MG-ADL点数がもと(baseline)に比べてプラセボ群より3点弱(2.8点)多く下がっていました。また、Uplizna投与AChR+gMG患者の7割強(72.3%)のMG-ADL点数が3点以上下がりました。プラセボ群のその割合は過半数の45.2%でした。

昨秋にAmgenは2回目投与前の26週時点の結果を発表しています。MuSK+gMG患者も含むUplizna投与群の26週時点MG-ADL点数はもとに比べて4.2点低く、プラセボ群の2.2点低下より1.9点多く下がっていました。

Uplinzaは視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)への使用がすでに承認されています。また、IgG4関連疾患(IgG4-RD)への使用が米国FDAに承認申請されて受理されており、審査結果が間もなく来月4月3日までに判明します。

IgG4-RDは免疫絡みの線維化と炎症を伴う進行性の慢性全身性疾患であり、複数の臓器を傷める恐れがあります。寛解している時期と予期不能の悪化の時期があることを特徴とし、Uplinzaの標的のCD19を発現するB細胞がその炎症や線維化を促し、他の細胞と相互作用してその病状に寄与すると考えられています。

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バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。