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Innovent社のmazdutideで中国の中等〜重度肥満(BMI>=30)成人の体重が2割弱低下

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2025-11-23 | コメント

Eli Lilly生まれの肥満薬mazdutide(マズデュチド、IBI362)がInnovent Biologics社の手によるPh3試験GLORY-2で中国の中等〜重度肥満成人の体重を20%弱減らしました。

試験で募ったのは中国のBMI 30以上の成人です。2型糖尿病(T2D)患者が16%を占める462人が最終的に参加し、二重盲検での60週間のmazdutide 9 mg投与かプラセボに2対1の割合で割り振られました。

60週時点でmazdutide投与群の体重はもとにくらべて平均19%減っていました。プラセボ群の60週時点体重はほぼ変わらずもとに比べて3%減ったのみでした。

mazdutideは今年2025年6月に肥満/太り過ぎ成人への使用、この9月に2型糖尿病(T2D)成人への使用が中国ですでに承認されています。

mazdutideは人工のオキシントモジュリン(oxyntomodulin、OXM)の類いで、GLP-1とグルカゴンの受容体の両方を活性化します。GLP-1受容体活性化によりインスリン分泌を促して血糖と体重を減らす作用に加え、グルカゴン受容体活性化によりエネルギー消費を促して肝脂肪代謝を改善する効果も期待できます。

Innovent社はEli Lillyからmazdutideの中国権利を手に入れています。

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