アトピー性皮膚炎患者の約30%がAmgen/協和キリンのrocatinlimabでEASI-75達成
 ・ ROCKET→ROCKET-IGNITEに訂正しました。
Sarepta社の筋ジストロフィー薬Elevidysの用途拡大を米国FDAが承認
 ・ 途切れていた文章の続きを書きました。Elevidysの先立つ用途について短く追記しています。
AstraZeneca/Merckの神経線維腫症1型治療薬Koselugoが米国FDAに承認された
 ・ 小児患者への使用が承認された旨追記しました。

Amgen/協和キリンrocatinlimabのアトピー性皮膚炎Ph3試験の心もとない結果論文

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2025-11-26 | コメント

Amgen/協和キリンの抗OX40抗体rocatinlimab(ロカチンリマブ)高用量(300 mg)単独投与で中等〜重度アトピー性皮膚炎(AD)成人の多ければ約30%(29.5%)がプラセボ差し引きでの病状指標EASIの75%以上改善(EASI-75)を達成したPh3試験2つ・ROCKET-IGNITEとROCKET-HORIZONの結果が論文報告されました。

プラセボ差し引きEASI-75達成率が29.5%だったのはIGNITE試験の方で、HORIZON試験のプラセボ差し引きEASI-75達成率はより低く19%でした。

IGNITEとHORIZONの高用量群のvIGA-AD 0か1のプラセボ差し引き達成率はそれぞれ15%と13%でした。

Eli LillyやSanofi/Regeneronの承認済みのアトピー性皮膚炎薬Ebglyss(lebrikizumab)やDupixent(デュピクセント;dupilumab)はより見栄えする効果を示しているようです。

たとえばLillyのEbglyssのAD相手のPh3試験2つ・ADvocate 1とADvocate 2でのプラセボ差し引きEASI-75達成率はそれぞれ42%と33%でした。

Sanofi/RegeneronのIL-4/13経路阻害剤Dupixent単独投与Ph3試験2つ(SOLO 1とSOLO 2)のEASI-75達成患者割合はプラセボ差し引きで36%と32%でした。

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