Vandria社のアルツハイマー病薬VNA-318の狙い通りの挙動がPh1試験で示された
 ・ VNA-318の性質について短く追記しました。
J&Jがデングウイルス予防薬mosnodenvir(モスノデンビル)の実地Ph2試験中止
 ・ 同剤を服用し始めた→同剤”高用量”を服用し始めた に訂正しました。
アトピー性皮膚炎患者の約30%がAmgen/協和キリンのrocatinlimabでEASI-75達成
 ・ ROCKET→ROCKET-IGNITEに訂正しました。

Silver Creek社の細胞生存促進薬Scp776が発覚後24時間までの脳卒中に有益かも

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2025-12-04 | コメント

Silver Creek Pharmaceuticals社の細胞生存促進薬Scp776が発覚からだいぶ経っていって承認薬使用の余地がない急性虚血性脳卒中患者の経過を上向かせたようです。

Ph2試験ARPEGGIOには急性虚血性脳卒中の発覚から24時間まで、平均約12時間の患者119人が参加し、Scp776は24時間を置いて2回投与されました。

退院か7日後のどちらか早い時点までのNIH Stroke Scale (NIHSS) 点数の比較でScp776がプラセボを2.26点上回りました。ただし、P値は0.05以内に収まらない0.066でした。

また、90日時点で独力で自分の世話ができていた患者の割合がプラセボ群より15%高いという結果も得られています。残念ながらSilver Creek社はその比較のP値をニュースに示していません。

Scp776は苦境の細胞に限って成長因子IGF-1を届け、生来の修復経路を活性化し、傷んだ組織の細胞生存を促すことを目指します。

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