閉塞性肥大型心筋症にaficamtenをまず使うべきことを裏付けるPh3試験論文報告
 ・ わかりにくかった文章を整えました(Ph3試験ODYSSEY-HCMとCytokinetics社の→Ph3試験ODYSSEY-HCMと、Cytokinetics社の)
Genmab/AbbVieのEpkinlyを濾胞性リンパ腫の治療2番手から使うことを米国承認
 ・ 誤記を訂正しました(先立つ治療が1回の、、、→先立つ治療が1回以上の、、、)
Dr. Reddy’sがImmutep社のPh3試験段階の抗癌剤の販売権利を取得
 ・ 薬剤名の間違いを訂正しました(efgartigimod alfa→Eftilagimod Alfa)。大変申し訳ありません。

Galapagos社のTYK2阻害薬の皮膚筋炎Ph2試験目標達成〜SLEのPh2試験は不振

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2025-12-20 | コメント

Galapagos社のTYK2阻害薬GLPG3667の皮膚筋炎(DM)Ph2試験GALARISSOは上手くいって、全身性エリテマトーデス(SLE)Ph2試験GALACELAはそうではありませんでした。

GALARISSO試験ではGLPG3667投与DM患者21人の24週時点Total Improvement Score (TIS) がプラセボ群19人に有意に勝りました。

一方、SLE患者186人が参加したGALACELA試験では32週時点のSRI-4奏効達成が有意ではありませんでした。同試験は続いており、48週時点の最終結果が来年2026年2Qに判明します。GLPG3667のSLE用途に未来があるとすれば次どうするかを48週時点結果を踏まえて決めるとGalapagos社は言っています。

この10月にGalapagos社は細胞による治療の事業の廃業を決めました。まともな買い手が現れなかったことを受けてそうなりました。細胞による治療の事業を除くとGLPG3667はいまやGalapagos社が世話する実質的に唯一の臨床試験段階開発品です。今後Galapagos社は提携によってDM用途の開発を急ぐことや他の自己免疫疾患での居場所を探るなどの同剤の処し方(strategic alternative)を検討します。

Galapagos社の開発品の手持ちは心もとないですが、懐は暖かく、今年末時点での同社の手持ちは30億ユーロ(35億ドルほど)となる見込みです。それにもかかわらず同社の時価総額は20億ドルほどでしかありません。

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