先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。
デングウイルスやジカウイルスを阻止する細菌をヒトスジシマカの腸から同定
 ・ 関連ニュースを追加しました。
キバナアザミが作る経口投与可能な成分クニシンの神経再生促進効果が判明
 ・ 誤解を訂正しました(オオアザミ→キバナアザミ)。

包皮切除(割礼)はHIV感染を防ぐ

  • 2007-02-24 - 男性の割礼率が比較的低いHIV蔓延地域・ケニアとウガンダで実施された2つの無作為化試験の結果から、男性の割礼はアフリカでのHIV感染の抑制に有用と分かりました。 (5 段落, 347 文字)
  • [全文を読むには有料会員登録が必要です]
  • [有料会員登録がお済みの方はログインしてください]
  • [メールマガジン(無料)をご利用ください]
この記事のカテゴリ
全文記事サンプル [全文読める記事の一覧です]
この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧
2007-02-24 | 投稿者 : 清宮さん
男性の割礼がアフリカでのHIV感染予防において非常に有効と分かりました。

http://www.biotoday.com/view.cfm?n=18190

この試験報告に関連したコメント報告において、実際にアフリカの男性が割礼を受けた場合にどれぐらいHIVが防げるかが推定されています(1)。

その報告によると、ウガンダで実施された試験(2)での割礼のHIV感染予防効果を南アフリカのKwaZulu-Natalでの年齢毎のHIV感染率(3)に適応すると、殆ど割礼されていないKwaZulu-Natalの男性250万人(4)の2007年の35,000件の新規HIV感染を予防しうると分かりました。

地域差はあるものの、アフリカ人の割礼許容率は高いことが示唆されています(5)(6)。また、ウガンダで実施された試験(2)でのコントロール適格男性の8割は試験終了までに割礼されることを了承しました。

今後は、リスクの高い性行為をしない人や既にHIV陽性の人などの割礼のベネフィットが期待できない人に対しても一様に割礼を実施するのか?といった倫理的な課題や、割礼の手術方法の評価や割礼を実施する人のトレーニングなどの実務面での課題について慎重に協議した上で割礼を実際の臨床に取り入れていく必要があるのでしょう。


(1)Male circumcision to cut HIV risk in the general population. The Lancet 2007; 369:617-619
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS01406
\n73607602888/fulltext


(2)Gray RH, Kigozi G, Serwadda D, et al. Male circumcision for HIV prevention in men in Rakai, Uganda: a randomised trial. Lancet 2007; 369: 657-666.
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS01406
\n73607603134/abstract


(3)Welz T, Hosegood V, Jaffar S, B?tzing-Feigenbaum J, Herbst K, Newell ML. Continued very high prevalence of HIV infection in rural KwaZulu-Natal, South Africa: a population-based longitudinal study. AIDS (in press).

(4)Statistics South Africa. Mid-year population estimates, South Africa, 2006. Aug 1, 2006:
http://www.statssa.gov.za/publications/P0302/P03022006.pdf

(5)Timberg C. US to end funding of anti-AIDS program in Swaziland. Washington Post. Oct 13, 2006:
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/
\n10/12/AR2006101201877.html


(6)Westercamp N, Bailey RC. Acceptability of male circumcision for prevention of HIV/AIDS in sub-Saharan Africa: a review. AIDS Behav 2006;
published online Oct 20. DOI:10.1007/S10461-006-9169-4
http://dx.doi.org/10.1007/S10461-006-9169-4
会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。