Novartisの抗BAFF抗体ianalumabで血小板減少性紫斑病患者が1年超無事生存
 ・ 誤記を訂正しました(eltoprazine→eltrombopag)。
Novartis社の補体B因子阻害薬FabhaltaがC3糸球体症に効いたPh3試験論文報告
 ・ 誤解を訂正しました(今夏7月に米国で承認、、、→今春3月に米国で承認、、、)
抗IgE抗体がずっと作られるようにするワクチンを開発
 ・ 関連ニュースを追加しました。

心不全(CHF)の的確な診断方法の開発

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2002-06-30 | コメント

心不全(CHF)の的確な診断方法がBIOSITE INC社によって開発されました。

呼吸困難で救急センターに運ばれてきた患者が心不全で呼吸困難になっているのか、それとも別の原因−たとえば喘息などの呼吸器疾患−なのかを判断することは難しいとされていました。しかし今後は、BIOSITE INC社(BSTE)のTriage BNP Testを使用することで、心不全かそうでないかを僅か15分ほどで見分けることが出来るようになります。

Triage BNP Testは、心臓が障害をうけたときに分泌されるペプチドタンパク質・BNPの血液中の濃度を測る装置です。BNPは血管を弛緩させて血圧を低下させ、心臓の負担を和らげる働きがあります。すなわち心不全でBNPが増えるのは、心臓の負担を和らげるための生体の防御反応のひとつなのです。

したがって、CHFの診断に用いられると同時に、BNPは心不全の治療にも応用されています。それが去年(2001年)8月に販売承認されたヒト組替BNP・Natrecorです。NatrecorはScios社(SCIO)というカリフォルニアに本拠を置くバイオベンチャーによって販売されています。2001年のNatrecorの売上は1410万ドルでした。

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