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薬物依存と学習に関わる新たな物質・PSD-95

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2004-02-26 | コメント

マウスの実験から、コカインを繰り返し投与することで6つの遺伝子が影響をうけ、そのうちの一つに、学習に関わるpost-synaptic density-95 (PSD-95)という遺伝子が含まれているとわかりました。


コカインを反復投与したところ、線条体においてPSD-95の発現レベルが低下しました。このPSD-95のダウンレギュレーションに伴ってlong-term potentiation (LTP) が促進されることも確認されました。

これまでの研究でPSD-95のレベルが低下したマウスは覚えるのが遅いと報告されています。このことから薬物依存と学習は似た機構を背景にもつと考えられました。

2004年2月のNeuron誌に発表された研究成果です。

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