閉塞性肥大型心筋症にaficamtenをまず使うべきことを裏付けるPh3試験論文報告
 ・ わかりにくかった文章を整えました(Ph3試験ODYSSEY-HCMとCytokinetics社の→Ph3試験ODYSSEY-HCMと、Cytokinetics社の)
Genmab/AbbVieのEpkinlyを濾胞性リンパ腫の治療2番手から使うことを米国承認
 ・ 誤記を訂正しました(先立つ治療が1回の、、、→先立つ治療が1回以上の、、、)
Dr. Reddy’sがImmutep社のPh3試験段階の抗癌剤の販売権利を取得
 ・ 薬剤名の間違いを訂正しました(efgartigimod alfa→Eftilagimod Alfa)。大変申し訳ありません。

コーヒーを飲んで不安になるのは遺伝子のせい

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2002-12-12 | コメント

「コーヒを飲んで不安、焦燥を覚えるのはアデノシン受容体遺伝子(adenosine receptor gene)の変異が原因である」というシカゴ大学(University of Chicago)の研究者等による実験成果が2002年12月9日のBBCニュースで紹介されています。


コーヒーを飲むと大抵気分がリラックスするものですが、ごく少数の人は逆にソワソワして落ち着かないという気分を味わいます。

これまでの研究から、コーヒーに含まれるカフェインはアデノシン受容体に作用することが知られていました。そこで研究者等は、健康な人94人を集め、カフェインに対する反応とアデノシン受容体遺伝子の変異の相関を調べました。その結果、アデノシン受容体に変異を2ヵ所以上持つ人は、カフェインを服用すると焦燥感を覚える傾向があるとわかりました。

この結果から、人は同じ物質を服用しても、その物質が作用する受容体のタイプにより反応の仕方が違う場合があるということがわかりました。

例えば睡眠薬を飲んで逆に目がさえてしまう人とか、鎮静剤を飲んで逆に興奮してしまう人などは、平均的な遺伝子ではない個性的な遺伝子を持つことが原因であるのかもしれません。遺伝子にも個性があるようです。

Anxious coffee-drinking explained(BBC)
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/2550739.stm

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