閉塞性肥大型心筋症にaficamtenをまず使うべきことを裏付けるPh3試験論文報告
 ・ わかりにくかった文章を整えました(Ph3試験ODYSSEY-HCMとCytokinetics社の→Ph3試験ODYSSEY-HCMと、Cytokinetics社の)
Genmab/AbbVieのEpkinlyを濾胞性リンパ腫の治療2番手から使うことを米国承認
 ・ 誤記を訂正しました(先立つ治療が1回の、、、→先立つ治療が1回以上の、、、)
Dr. Reddy’sがImmutep社のPh3試験段階の抗癌剤の販売権利を取得
 ・ 薬剤名の間違いを訂正しました(efgartigimod alfa→Eftilagimod Alfa)。大変申し訳ありません。

ペナルティーキック合戦は心臓発作のもと 1998年ワールドカップ決勝戦より

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2002-12-30 | コメント

「1998年のワールドカップ決勝戦でイングランドがアルゼンチンにペナルティーキックで負けた日(1998年6月30日)とそれに続く2日間(1998年7月1、2日)には心臓発作をおこす人が通常より25%多かった」という疫学調査の結果がBristol大学とBirmingham大学の研究者等によって2002年12月21日のThe British Medical Journal誌に発表されました。

研究者等は試合当日とそれに続く5日間で心臓発作と思われる病気で病院に入院した患者数を割り出しました。この調査により試合当日とそれに続く2日間で普段より心臓発作が25%多く起きていたという結果になりました。

この調査結果から、瞬間的な感情の高ぶりは、特に心臓の悪い人には良くないとわかりました。今回は負けた国・イングランドでの調査結果でしたが、勝った国アルゼンチンでも瞬間的な歓喜によって心臓発作を起こした人が多かったと考えられます。

今年のワールドカップで私が最も感情が高ぶったのはドイツ対アイルランド戦でロビー・キーンがロスタイムにシュートを決めたところですが、あの日などはアイルランドで心臓発作を起こした人が多かったと思われます。ただ、アイルランド国民は人一倍ハートが熱くそれゆえ心臓も強そうなのでそうそう心臓発作などは起こさないような気もします。

いやーロビー・キーンはカッコよかったなあ。

Admissions for myocardial infarction and World Cup football: database survey
Douglas Carroll, Shah Ebrahim, Kate Tilling, John Macleod, and George Davey Smith
BMJ 2002; 325: 1439-1442
http://bmj.com/cgi/content/full/325/7378/1439
Soccer Penalty Shoot-Outs Can Trigger Heart Attacks
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/nm/20021220/sp_nm/soccer_penalty_dc_4
この方の意見↓に賛成
海の向こうでワールドカップは終わる【3】〜 移民の歌@アイルランド代表
http://www.newedge.org/diary/html/200207/03.htm

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