SATB1欠損によるドパミン神経細胞老化がパーキンソン病に寄与しているようだ
Free!パーキンソン病で活性が低下するDNA結合タンパク質SATB1はドパミン神経細胞の老化を防ぐ役割を担い、SATB1が欠損すると細胞老化促進因子・p21抑制が解除されて細胞老化に加えてミトコンドリア損傷や核の肥大などの異常をもたらすことが示されました。
SATB1欠損によるドパミン神経細胞の老化は脳の免疫細胞マイクログリアによる攻撃も招きます。
今回の結果によるとドパミン神経細胞の老化はパーキンソン病発病に寄与しているようであり、その経路を阻止することで予防したり進行を遅らせれるかもしません。
- The pathway to Parkinson's takes a surprising twist / Eurekalert
2020-09-14|パーキンソン病
+ PARK7遺伝子のパーキンソン病病因スプライシング異常を解消する2剤併用を同定
2020-06-25|パーキンソン病
+ RNA結合タンパク質PTBのしばしの退場でマウスのパーキンソン病がずっと解消
2020-06-05|パーキンソン病
+ プロスタグランジンE1(PGE1)やその代謝物PGA1がドーパミン放出神経を守る
2020-05-27|パーキンソン病
+ 移植ドパミン神経と脳の統合が移植の3週間後にGDNFを投与することで改善する
2020-04-26|パーキンソン病
+ LRRK2阻害剤でサルの肺機能は損なわれず〜パーキンソン病の試験は可能
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。