三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

猫(ネコ)は新型コロナウイルスに感染しやすく、空気を介して感染を広めうる

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2020-04-09 | コメント

ヒトに身近な動物の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の被りやすさを調べたところ、イヌには感染しにくく、家畜・ブタ、ニワトリ、アヒルには感染せず、フェレットや猫(ネコ)はとりわけ感染しやすい(highly susceptible)と分かりました。

ネコは空気を介して感染を広めうると試験で示唆されました。

SARS-CoV-2はフェレットの上気道でわんさか増えることができ、ゆえにフェレットを使って新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンや治療薬を評価できると著者は言っています。

武漢のネコにSARS-CoV-2感染が認められており、ヒトのCOVID-19を根絶する取り組みの一環としてネコのSARS-CoV-2の監視が必要かもしれません。

COVID-19流行時にSARS-CoV-2がネコに感染していたことを示す中国武漢のネコ102匹の調査結果が査読前論文掲載サイトbioRxivに最近公表されています。102匹のうち15匹(15%)の血清が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)スパイクタンパク質受容体結合領域(RBD)への抗体反応を示し、それらのうち11匹(11%)の血清にはSARS-CoV-2中和抗体がありました。

ヒトからネコへのSARS-CoV-2伝播経路を調べることやヒトとペットの適切な距離を保つ手立てが必要と著者は言っています。

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